ARCCOS アンバサダー直伝! スコアアップのためのウォームアップ
ゴルファーは主に 2 つのタイプに分かれます。 同伴者がスタートティーに向かって歩いているときに駐車場からすっ飛んでくる人、そして余裕を持ってコースに到着して、同伴者が着く前に準備運動をしたり、練習グリーンでラインを読んだり、ストレッチをしている人です。
自分に正直になりましょう。 ウォームアップの素振りもせずに、ファーストティーに向かっていませんか?または、スタート前に練習場で数球打つだけではありませんか? もしそうであれば、あなたはゴルフ世界科学会議 (World Scientific Congress of Golf) が 2018 年に発表した研究で言うところの、大多数のレクリエーションゴルファーに分類されます。そしてラウンド全体とは言わずとも、最初の数ホールでスコアを失っていることになります。
「ストロークス・ゲインド・ウォームアップ」のような公式の指標はありませんが、Arccos のストロークス・ゲインド・アナリティクス(SGA)で見られるように、ラウンド前の体のストレッチやウォームアップをサボると、間違いなくスコアに影響します。 Arccos アンバサダーたちが、ティーオフ前に行うとゲームの改善につながる、いくつかの役立つヒントを教えてくれました。
可動性はとても重要
有名ゴルフスクール「ブッチ・ハーモン・フロリディアン」のシニアインストラクター、ライアン・クライスラー氏は、ラウンド中に最も使われる関節を意識するように勧めています。 肩、腰、足首を回したり、1 〜 2 回プランクをするだけでもスタート時の体の可動性はアップします。さらに短距離の全力疾走を数回したり、30 〜 60 秒の縄跳びを数セット行えば、アイ・ハンド・コーディネーション(視覚と手の連動性)が飛躍的に良くなります。
クライスラー氏は、「パワーは強さと速さの比率で決まる」と言います。 「ジョン・ラームのような選手は非常に強くて速いが、速さ・強さ・可動性を兼ね備えたダスティン・ジョンソンほどは体を使えていない。自分なりのバランスを見つけることが大事なのです」
クレイトン・ファーム GC の指導責任者エリカ・ラーキン氏は、下半身は見落とされがちなパワーの源なので、上半身と一緒にウォームアップする必要があると言います。一般的にゴルファーは下半身が硬く、使えていません。
「生徒たちには、ハムストリングス (太もも裏の筋肉) や臀筋 (お尻の筋肉)、股関節屈筋 (股関節の前部分の筋肉) を活用して欲しい」とラーキン氏は言います。 「ダイナミックなウォーキング・ランジ、サイドステップ・ランジ、ヒップスイング、レッグ・クロスオーバー・トゥ・タッチ (いずれも下半身のエクササイズ) を試してみてください。そしてゆっくりと小さく痛みのないスイングから始めて、少しずつ速く力強く振ることが、その日の流れを作る方法です」
速さを求めて
もっとシンプルにしたいですか? クライスラー氏は「時間のないプレーヤーは、練習場でのショットや素振りのときにクラブを速く振るだけで、筋肉、関節、腱の準備は完了する」と言います。 彼は 700 人以上のプロゴルファーが使用する、スーパースピード・ゴルフ社の "スピード・トレーニング・ロッド" を推奨しています。
「うちのプレーヤーの多くは、スイングスピードをモニターできるデバイスを持ち歩いています」 「最近 グループセッションで始めたゲームに『スリーストライク』というものがあります。各プレーヤーは徐々にクラブを速く振っていき、たとえば時速 110 マイルでスイングしたら、3 回以内にこれを更新して時速 111 マイルを出せなければ負けになるゲームです」
サバンナ・ハーバー・ゴルフリゾートの指導責任者であるアンドリュー・ライス氏は、ティーショットの飛距離を最大化するためにスイングスピードをベースにしたウォームアップを行っていて、特に年配のゴルファーは、適切なウォームアップに必要なフルスイングの回数を少なく見積もっていると言います。
「このところクラブスピードを上げることに取り組んでいますが、スイングが最高スピードに達するまでには約 40 回ものフルショットが必要であることがわかりました」 「これにはとても驚きました。飛距離の大切さは誰でも知っていますが、最初のティーショットからボールを遠くに飛ばすには、しっかりとしたウォームアップが必要だということです」
Arccos Caddie のプレビュー機能
アプリの「Caddie をプレビュー」機能は、Arccos ユーザーが 18 ホールを 5 ラウンド以上記録すると利用できるようになります。 これによって Arccos のデータベースにある 40,000 以上のすべてのコースで、ホールごとの戦略と推奨クラブを見ることができます。 クライスラー氏は競技ゴルフの生徒向けに、Arccos Caddie のプレビュー機能を使ったヴィジュアル・ウォームアップを取り入れています。
「プレビュー機能で、その日のパー 4 とパー 5 のティーショットの距離と、推奨クラブを確認します」 「カップ位置の情報も入手して、パー 3 の距離と推奨クラブも確認します。 練習ティーでは、その日の各ティーショットをイメージしてリハーサルします」
クライスラー氏のメソッドはハイレベルのプロやアマチュアが取り入れていますが、Arccos メンバーならどのレベルのユーザーでもプレビュー機能を使って、次のラウンドに向けて好きなだけヴィジュアルでイメージトレーニングができます。